Zaimとマネーフォワードを使い、入出金管理と資産管理をいかに効率化できるか
言うまでもなくお金は生きていく上で大事です。
お金をいかに有意義に使い、いかに増やしていくかは世界中のすべての人の重大な関心ごとといっていいでしょう。
このサイトで紹介している格安SIMを使う理由も、キャリアに無駄なお金を払わず、スマホ利用のコスパを向上させたいからです。
お金とうまく付き合う上での基本中の基本は自分の入出金を科目ごとに把握し、状況に応じてコントロールすることです。
ところが人間という生き物は怠け者で忘れやすいので、この基本がなかな継続できません。
自分の過去や周りの人を振り返ってみると、この自分の入出金管理レベルには次のような5段階があるように思います。
- 定量的に把握できておらず、何となく使っている。
- 毎月の入出金総額レベルを記録し把握している。
- 現金利用と銀行口座振替やクレジットカード利用は別管理になっている。
- 現金利用、口座振替、クレジットカード利用を科目ごとに統合管理できている。
- 入出金だけでなく貯蓄・投資・負債合わせた総資産まで統合管理できるている。
余計なお節介かもしれませんが、皆さんはどの段階にいらっしゃるでしょうか。
これ、実はダイエットと同じ構造です。
食べ物(入金)と運動(出金)を把握しコントロールすれば、自分の体重・脂肪率(貯蓄や投資を通した資産)を理想に近づけられるというわけです。
本記事ではこうしたお金をコントロールする方法が様々ある中で、一気に上記5段階目に登れるおすすめツールをご紹介します。
最初の関門:日々の現金払いをいかに管理すべきか
昨今ようやく日本でもお店でのQRコード決済の動きが始まりましたが、まだ使える店舗が非常に限られています。
理想は現金を使わなくなることだと思っていますが、現実には中々なくすことができません。
クレジットカード払いはスーパー、ドラッグストア、コンビニなど人が並びやすい店舗だと、後ろの並んでいる方を待たせてしまうため、使いづらい側面がありますからね。
そうなると、この現金支払いをいかに効率的に記録するかが大事になるわけです。
最も効率的なのは、毎回レシートを受け取ってそれをスマホカメラでスキャンして情報をオンラインで取り込むことです。
スマホアプリには多数の家計簿アプリがありますが、下記2019/3/16付のiPhone「無料」「ファイナンス」カテゴリーのランキングをみると、家計簿マネーフォワード MEと家計簿Zaimが2トップであることがわかると思います。(出所:AppAnie)
僕はこの二つのアプリとも利用していますが、レシートのスキャン機能の精度でいうと、 Zaimに軍配が上がります。
こちらがZaimでスキャンした結果です。
昨日訪れたとしまえんでのレシートが日付・科目・金額とともにきれいに取り込まれていることがわかります。
一方のマネーフォワードではこのレシートの場合、エラーとなってしまいました。
精度が悪いと結局後から手で修正がわづらわしくなり挫折しがちなので、現金利用が多い方が家計簿をつけるにあたってはZaimをおすすめします。
上記のようにレシートを店で受け取って日々スキャンして記録していけば、このように自動的に科目ごとの金額が月単位で把握できるようになります。
いちいち何にいくら使ったのか思い出したり、手入力する必要はありません。
日々のレシート受け取りとスキャンは一度習慣化してしまえば、無意識行動として定着していきます。
口座振替とクレジットカード払いをどう統合管理するか
現金払いをなくすことが難しいように、利便性を考慮すると口座振替やクレジットカード利用をなくすことはできませんね。
そうなると、いかに上記のようにレシートスキャンで記録した科目ごとの現金払いと、口座振替やクレジットカード利用の金額を科目ごとに統合するかが重要になります。
これも実はZaimを使うことで解決するのです。
Zaimのホーム画面右上の設定ボタンをタップした後の下記画面上部に口座設定のアイコンがあります。
その後右上の+ボタンをタップします。
金融機関ごとのメニューが表示されますので、後はご自身が使っている機関を選んで店番号や口座番号を入力していけばオンライン連携することができます。
Zaimでは1日1回情報が更新される仕組みになっています。
これも先のマネーフォワードの更新サイクルに比べると更新頻度が高く便利です。
ここまで有料会員にならなくても使えるのは素晴らしいです。
またセキュリティ面についても通信をすべて暗号化しており、Zaim自体はクレジットカード番号などを保持しておらず、第三者が盗み見ることはできない仕組みになっているので安心です。
詳細はこちらでご確認ください。
ここまで設定しておくと、下記のように利用日ベースで現金払いと口座振替・クレジットカード払いの金額を自動で科目ごとに記録し、振り返ることができるようになります。
右側のアイコンはクレジットカード払いを意味しています。
可視化し、科目間や前月などで金額を比較することで、お金を使い方を見直すことができるようになるわけです。
入出金と資産をどの様に統合管理すべきか
入出金を完全に把握できたら、あとは貯蓄・投資・ローンなどの負債をどう統合管理するかです。
Zaimだけでも銀行・証券会社だけの資産であれば自動的に取り込むことができます。
仮想通貨に関しても、コインチェックやbitFlyerとは連携機能があります。
ただし、銀行の住宅ローン、クラウドバンクやmaneoといったソーシャルレンディングのプラットフォームとの自動連携機能は実装されていません。
こうした多様な資産管理の統合管理という観点ではマネーフォワードの方が多様な機関に対応しているので便利です。
ソーシャルレンディングに100万円以上投資している僕としては中途半端になるのが嫌なので、資産管理はマネーフォワード、入手金管理はZaimというように切り分けて管理しています。
お金の管理に悩んでいる方はぜひ試してみてください。


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