2021年、イオンモバイルと楽天モバイルRakuten UN-LIMITを徹底比較〜乗り換えるならどっち?
2020年4月8日にMNOとなり、2021年4月からはRakuten UN-LIMIT Yという新料金プランが開始される楽天モバイル。
使いたい放題・かけ放題で1GBまで無料、3GB〜20GB
で月額1,980円(しかも契約から1年間は無料)という破格な料金であるこのサービスと、41種類の細分化された料金プランがあり、イオン店舗サポートが充実したイオンモバイルは、コスト重視のユーザーにとって気になるサービスです。
結論として、以下に当てはまる方は楽天モバイルの方が合っています。
- 都心にお住まいかつ楽天回線に対応した端末保有の方
- 昼間のサクサク感(速度)を重視する方
- 楽天でよく買い物をされる方(ポイントが貯まる)
一方、イオンモバイルの方が合っている方は次のような方です。
- 郊外〜地方にお住まいの方
- IT機器の取り扱いが苦手で端末保証を重視する方
- 普段イオンでよく買い物をし、店舗サポートが必要な方
本記事では、それぞれのサービスの優位点を深堀りしてご紹介します。
(※本記事は2021年2月現在の各社公式情報などに基づいています。)
イオンモバイルがMNO楽天モバイルより優位な点
本記事冒頭に記載したように、イオンモバイルの強みは身近なイオン店舗でのサポートです。
MNOとなった楽天モバイルの高速回線は2021年2月現在、都市圏でしか使えないため(それ以外ではau回線に切り替わりやや速度が落ちる)、郊外や地方にお住まいの方にはイオンモバイルをおすすめします。
その他、イオンモバイルがMNOの楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT)より優位な点は以下の通りです。
- iPhoneが全機能で動作確認済み
- 持ち込み端末でも故障時の保証を受けられる
1.iPhoneが全機能で動作確認済み
イオンモバイルではこちらの通り、iPhoneは3GSからiPhone 12xまで動作確認済みとなっています。
一方のRakuten UN-LIMITは現状こちらの限定的なAndroid端末のみ動作保証されており、日本でユーザー数の多いiPhoneは動作確認はされているものの、楽天回線とau回線の自動切換やAPN自動設定など一部の機能を使うことができません。
実際問題としてはiPhone XR以降の機種では動作しますが、何かと心配な方は避けた方がいいですね。
2.持ち込み端末でも故障時の保証を受けられる
Rakuten UN-LIMITでも月額650円で端末故障時に新しい端末と交換できるスマホ交換保証プラスというオプションサービスがありますが、楽天で購入した端末に限られ、購入時に申し込まないといけません。(交換時には6,000円の実費要)
一方、イオンモバイルでは、イオンモバイルで購入した端末だけでなく、元々別の回線で使っていた端末のSIMだけイオンモバイルに移行した場合でも、端末保証を受けられます。
イオンモバイル持ちこみ保証というオプションサービスで、au回線月額550円、ドコモ回線650円(交換時には別途実費4,000円〜)となっています。
楽天モバイルがイオンモバイルより優位な点
今度は楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT Y)がイオンモバイルより優位な3点をご紹介します。
- 業界最安値:とにかく安い
- 国外でもデータ通信や通話ができる
- 楽天ポイントが+1倍貯まる、ポイント払いも可能
1. 業界最安値:とにかく安い
まずRakuten UN-LIMITは契約から1年間は無料です。(累計300万人まで。2021年1月現在220万人が申し込み)
1年契約後も、1GBまで無料、20GBまでは1,980円、それ以上どれだけ使ってもマックス月額2,980円です。
しかも通話もかけ放題(ただし、専用アプリ経由での通話となります。)
これ以上ないほどのお得感で、現状大手キャリア、サブブランド、MVNOのどこよりも安い料金設定となっています。
2.国外でもデータ通信や通話ができる
自社内でも早くから公用語を英語とした楽天だけあって、Rakuten UN-LIMITはそのまま海外でも使える設計となっています。
データ容量は月々2GBまで66カ国(アメリカ本土、カナダ、イギリス、イタリア、スペイン、ドイツ、フランス、中国、香港、台湾、韓国、インド、インドネシア、アメリカ(ハワイ)、グアム、シンガポールなどを網羅)で使え、海外出張の多いビジネマンには重宝しそうです。
2GBあれば出張などはまかなえますが、データ容量を超過すると、最大128kbpsに速度が落ちることは要注意です。
データ通信だけでなく、通話もグローバルで使えます。
Rakuten Linkというアプリを使えば何と月980円で日本から海外66カ国へ、逆に海外66カ国から日本にもかけ放題となります。
3.楽天ポイントが+1倍貯まる、ポイント払いも可能
楽天モバイルに契約するだけで、楽天での買い物時に楽天スーパーポイントが+1倍となり、貯まったポイントを楽天モバイルの支払いに自動適用することもでき、お得かつ便利です。
更に以下のように楽天カードなど楽天サービスを複数組み合わせて使うと、+10倍にまで簡単にポイントを増やすことができ、ざくざくとポイントが貯まり出します。
- 楽天市場アプリ:+0.5倍
- 楽天ブックス:+0.5倍
- 楽天カード:+2倍
- 楽天銀行+楽天カード:+1倍
- 楽天プレミアムカード・ゴールドカード:+2倍
- 楽天証券:+1倍
- 楽天でんき:+0.5倍
- 楽天ひかり:+1倍
楽天での買い物の決済は必ずモバイルアプリから行ってくださいね。
それだけでポイントが+0.5倍ですから。
どっちがいいかの比較まとめ
キャリアとなった楽天モバイルと格安SIM大手のイオンモバイルのサービスと料金を比較してきましたが、イメージがついたでしょうか。
MMD研究所による「2020年11月通信サービスの利用動向調査」によれば、4つの大手キャリアの中で顧客満足度No.1が楽天モバイル、MVNOの中での顧客満足度No.1がイオンモバイルです。
本日、「2020年11月大手4キャリアの満足度調査」をリリースいたしました。
満足度調査は3本リリースを予定しており、今回は大手4キャリアであるdocomo、au、SoftBank、楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT)の満足度調査です。
ぜひご覧ください。https://t.co/GkYU24kAK3
? MMD研究所 (@mmd_labo) November 9, 2020
本日、「2020年11月MVNOの満足度調査」をリリースいたしました。
先日の大手4キャリア、キャリアサブブランドの満足度に引き続き、今回はMVNOの満足度調査です。総合満足度は「イオンモバイル」がトップとなりました。
ぜひご覧ください。https://t.co/3PxQRRdtX3
? MMD研究所 (@mmd_labo) November 13, 2020
まとめとして以下の観点で自分に合った方を選んでください。悩んで3大キャリアのままというのが一番もったいないですよ。
毎月の固定費なので、今この瞬間の少しの労力が1年後に数万円の自由なお金を得られることにつながります。
- 都心にお住まいで楽天回線に対応した端末保有の方
- 昼間のサクサク感(速度)を重視する方
- 楽天でよく買い物をされる方
- 郊外〜地方にお住まいの方
- IT機器の取り扱いが苦手で端末保証を重視する方
- 普段イオンでよく買い物をし、店舗サポートが必要な方
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