自宅でWi-FiルーターなしにUQ mobileをWi-Fi接続する方法とは?
キャリアから格安SIMに移行する理由はコストダウンです。これがすべてといっても過言ではありません。
となると、移行した格安SIMではデータ容量消費をおさえるためWi-Fiをうまく利用することがとても重要となります。
自宅ではWi-Fiルーターを既に設置している方も多いかと思います。
しかし、僕の部屋にはいわゆるWi-Fiルーターはないのに、UQ mobileをWi-Fi接続し、毎月3千円代前半で済んでいます。
別の部屋にWi-FiルーターがあってWi-Fiの電波を利用しているからというつまらないオチではありません。
理由は有線で接続したノートPCをWi-Fiルーター代わりにしているからなのです。
Windows 10では簡単にPCをWi-Fiルーターのようにして使うことができるのです。
今や安価なノートPCでも無線接続機能がありますからね。実際、僕のノートPCは数万円代のデル製です。
別の言葉でいうと、パソコンをWi-Fiのアクセスポイント化し、スマホ・タブレットなどWi-Fi機器をインターネットに接続するという逆テザリングになるわけです。
これが簡単にできるようになったのは、2016年8月3日から提供が開始されたWindows 10のAnniversary Update(アニバーサリーアップデート)以降になります。
これ以前のWindowsでこの逆テザリングを行うには非常に複雑なコマンド操作が必要で一般利用者には困難な方法でした。
それではパソコンのWindows 10をWi-Fiルーターとして活用する方法とともに、もう一つ、UQモバイルのデータ容量を節約する方法を解説します。
Windows 10でPCをWi-Fiルーターのように活用する方法
Windows 10のスタートメニューから「設定」アイコンをクリックします。
左側メニューの「モバイル ホットスポット」をクリックします。
右側の「モバイル ホットスポット」を「オン」にして、画面下の「編集」をクリックします。
スマホとWi-Fi接続するためのパスワードを入力し、保存します。ネットワーク名はデフォルトのままでも任意の名称に変えても問題ありません。
前の画面で入力したパスワードが表示されているのが確認できます。
後はWi-Fi接続したいスマホなどでWi-Fi接続先として、上記のネットワーク名を選び、設定したパスワードを入力すれば完了です。
これで接続できれば、パソコン側のモバイル ホットスポットの画面下部に、接続されているデバイスとして、自分のスマホ名が表示されているはずです。
UQ mobileの費用をおさえるもう一つの秘訣
UQモバイルには無料のポータルアプリが提供されており、このアプリを通して節約モードに変更できます。
節約モードにすると、通信速度が受信時最大225Mbpsから1Mbps(スマホプランSの場合300Kbps)へと遅くなるかわりに、データ消費量がゼロになるのです。
テキスト中心のサイトや360p程度の画質の動画(YouTubeなど)ならやや遅いながらも使えます。
UQモバイル以外の格安SIMでも専用アプリで同様に低速に切り替えることはできますが、通信速度が最大200Kbpsと遅いのです。
この差は体感速度として無視できないものです。
ポータルアプリを使う上では画面上にウィジェットとして登録しておくと、ロック画面からでもワンタップでモードの切り替えができるので便利です。
iPhone、Androidそれぞれのウィジェット登録方法はこちらを参照して下さい。
実際に僕の端末を通して流れる毎月のパケット量は20GBを超えていると思いますが、数GBで済んでいる理由はこのWi-Fiと節約モードをできるだけ活用しているからです。
外出先でアプリダウンロードなどが必要になった場合はコンビニやマクドナルドのWi-Fiを利用しています。
Wi-Fiのない場所や、回線の混雑する12-13時以外では、できるだけ節約モードでネット利用しています。
格安SIMを運用する上ではいかにデータ通信容量をおさえるかが、安く済ませる鍵を握っています。移行前に使っていたデータ通信容量を前提とするのでなく、家計と同じようにWi-Fiや低速モードでデータ消費をどれだけ抑制できるかを考えてできるたけ少ない容量の料金プランで契約してみましょう。
その場合、低速(節約)モードでも他社よりも高速なUQモバイルは、第一候補としておススメできます。
ツイート
