イオンモバイルは家族割でなくシェア音声プランで家族のスマホ代を安くできる
格安SIMの中で、家族の複数人で契約することで何らかの割引を提供しているサービスは限られています。
実際、大手の一角を占めるイオンモバイルでは割引としての家族割はありません。
しかし、「シェア音声プラン」というメニューがあり、家族複数人で同一名義の契約をすると、全体データ通信費用を安く済ませることのできる仕組みがあるのです。
本記事ではこのイオンモバイルにおける家族割同等のお得感を享受できるシェア音声プラン詳細とその注意点をご紹介します。
イオンモバイルシェア音声プランの料金メニュー
シェア音声プランの料金メニューは次のようになっており、最大5枚のSIMを使い、データ通信容量を家族でシェアして使えるようになっています。
プラン名 | 毎月の価格(税抜) |
---|---|
シェア音声4GBプラン | 1,780円 |
やさしいプランM.シェア6GB(60歳以上限定) | 1,880円 |
シェア音声6GBプラン | 2,280円 |
やさしいプランL.シェア8GB(60歳以上限定) | 2,280円 |
シェア音声8GBプラン | 2,980円 |
シェア音声12GBプラン | 3,280円 |
シェア音声14GBプラン | 3,880円 |
シェア音声20GBプラン | 4,280円 |
シェア音声30GBプラン | 5,280円 |
シェア音声40GBプラン | 6,280円 |
シェア音声50GBプラン | 7,280円 |
ただし、上記金額以外に下記料金が発生します。
- SIM1枚追加につき3,000円の手数料(他社でもSIM発行手数料は同額)
- 2枚目以降、音声通話を追加するには月額700円追加
- 2枚目以降、SMSを追加するには月額140円追加
- 4枚目からは1枚につき月額200円追加
注意すべきは、このシェアプランだけは店舗のみの契約になっている点です。
イオンモバイルでの他の料金プランの内容や、口コミ情報などはこちらの記事を参照してみてください。
家族校正別でのシェア音声プラン料金シミュレーション
夫婦二人合計8GB、通話ありの場合
注意すべきはデータ容量によってはシェア音声プランではなく、家族それぞれが音声プランを個別に契約した方が安くなるケースがあることです。
例えば、夫婦二人で合計8GBの契約をすると想定してみましょう。二人とも通話をするので音声プランとします。
各々が音声プラン4GBずつを契約したとすると、二人の月額合計は、3,160円(1,580×2)です。
一方シェア音声8GBプランを二人でシェアすると、月額は3,680円(2.980+700)と、単純計算では上記個別の音声プランより520円割高になります。(700円は二人目を音声通話SIMにした場合の追加料金です)
ただし、シェア音声プランでは家族の一人のデータ容量が余っている場合、それを他の家族の人にシェアして有効活用できるので、上記の単純計算以上の価値はあります。
夫婦二人合計20GB、通話ありの場合
別のケースとして、夫婦それぞれ12GBと8GBの契約をしたします。合計20GBで5,660円(2,980+2,680)です。
シェア音声20GBプランだと4,980円(4,280+700)と、今度はシェア音声プランの方が月額680円安くなります。
このように家族まとめてシェア音声プランに申し込んだ場合と、家族それぞれが音声プランで契約した場合は、データ容量しだいでどちらがお得になるかは変わってくるのです。
実際想定するデータ容量で合計の料金をシミュレーションしてプランを選択するのが賢いですね。
いずれにせよ、データ容量単価は業界最安値水準です。
イオンモバイルのメリット
イオンモバイルにはシェア音声プランを使えるだけでなく、以下のメリットがあります。
- 料金メニューのバリエーションが41種類と豊富
- データ容量当たりの単価が業界最安値
- データ通信容量を効率的に使える(翌月に余ったデータ容量を繰り越せ、追加購入単価が1GBで480円と激安)
- 全国200店以上のイオンの店舗でサポートが受けられ安心
- 端末保証の充実度が業界トップクラス
- 通話料もイオンでんわアプリを使えば、10分まで月額850円でかけ放題又は30秒当たり10円と安い
- スマホと回線セットでお試し利用できるレンタルサービスがある
イオンモバイルのデメリット
どんなサービスでもデメリットがあります。事前にこのデメリットをわかった上で上記メリットと天秤にかけて選べば後悔が少なくなりますね。
イオンモバイルの他の格安SIMに対するデメリットは主に以下の4点です。
- 昼間の12-13時など回線混雑時は、通信速度が遅くなりがち
- タイプ1と呼ばれるSIMでは、低速モードでのさらなる速度制限あり(低速モードで3日間合計データ通信容量が366MBを超えると更なる速度制限)
- イオンモバイルから提供されるメールアドレスはない
- 支払いはクレジットカードのみ
通信速度が遅いというのはキャリアサブブランドであるワイモバイルやUQモバイルモバイルに比べた場合の話しであり、その分料金が安いというメリットと表裏一体です。
お昼時以外はさほど気になることもないので、安さ重視の方にとってイオンモバイルはやはりおすすめできる格安SIMといえます。
これまでお使いのスマホで安いSIMに家族皆で安く乗り換えたい場合、イオンモバイルを検討してみてはいかがでしょうか。
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