2020年、格安SIMで10分かけ放題はいらないのか?

もともとネット接続中心のサービス設計だった格安SIM。当初、通話料はどこも30秒当たり20円という従量制課金でした。

 

ところが最近は1回10分間までかけ放題の通話オプションを提供しているところが多くなりました。

 

また専用アプリを通した通話では30秒当たり10円(通常料金の半額!)というところが増えています。
毎月のデータ容量とともに、自分がはたしてどれぐらい使うのか、どの料金プランなら安く済むのかなかなか読みにくいのがこの通話部分ですよね。

 

友人などLINEユーザー同士だったら、よほど通話品質にこだわらない限りLINE無料通話で済んでしまいますから、それ以外の通話時間を見積もらないといけないわけです。

 

結論から言うと、週2回までの通話(LINE無料通話を除く)でおさまるなら、10分間かけ放題のオプションに加入しない方がお得です。
(お店、学校、会社、役所など1回数分の通話で済むことを前提)

 

その場合、ワイモバイルやRakuten UN-LIMITのようなかけ放題が料金プランのデフォルトに含まれている格安SIMは割高となるので避けた方がよいです。

 

記事本文では、かけ放題のある大手格安SIMをタイプ別(専用アプリ不要で通話可能か否か、通話料が基本料金に含まれるか否か)に紹介するとともに、スマホでの電話の使い方に応じた最適な格安SIMとその料金プランをご案内します。
(※本記事は2020年9月現在の各社公式情報などに基づいています。)

 

 

10分かけ放題のある大手格安SIM10社とその料金体系

 

10分間かけ放題を提供している大手格安SIMは、以下の10社です。

 

  • 専用アプリ利用による10分かけ放題オプションのあるサービス:mineo、イオンモバイル、OCNモバイルONE、IIJmio、BIGLOBEモバイル、LINEモバイル、DMMモバイル
  • 専用アプリを使わず10分かけ放題オプションのあるサービス:UQモバイル
  • 基本料金に含まれるかけ放題メニューのあるサービス:ワイモバイル(スマホベーシックプランに含まれる)、楽天モバイル(Rakuten UN-LIMITやスーパーホーダイに含まれる)

 

この大手10社以外にも10分間かけ放題のある格安SIMが存在するかもしれません。

 

しかしレッドオーシャン化している格安SIM市場で今後淘汰が予想されるので、上記以外の弱小会社のサービスは選択すべきではないでしょう。

 

この10分かけ放題オプションは、UQモバイルが月額700円、mineoとIIJmioはで月額830円となっていますが、それ以外の6社では月額850円と共通です。

 

10分かけ放題オプションを申し込まない場合、専用アプリで通話をすれば、30秒当たり10円の従量制課金になります。

 

また10分かけ放題オプションを申し込んだ場合、1回当たりの通話が10分を超える部分も、専用アプリによる通話なら同様に30秒当たり10円の従量制課金です。

 

ワイモバイルのスマホベーシックプランには1回10分間までかけ放題が含まれており、専用のアプリなしでこのかけ放題が使えます。

 

Rakuten UN-LIMITは月額2,980円でネットも通話もかけ放題となっていますが、通話をかけ放題で利用するにはRakuten Linkアプリを使う必要があります。

 

スマホ通話

 

10分かけ放題の料金で、従量制ならどのぐらい通話できるのか

 

10分かけ放題の料金850円あれば、従量制課金でどれぐらいの時間使えるかを計算するとこうなります。

 

850円÷10円×30秒=2,550(秒)=42分30秒

 

つまり1ヶ月に合計42分30秒未満の通話時間ならば、10分かけ放題プランに加入しない方がお得になるわけです。

 

しかしこれだとまだ自分がどちらの料金プランを選べばいいかイメージできないですね。

 

より具体的に考えてみましょう。

 

従量制課金にした方がお得なケース

 

レストランなどお店の予約や問い合わせ、学校や会社への事務連絡の電話なら1回3-5分で済むでしょう。

 

長電話になりそうなのは病院や役所などへの問い合わせでしょうか。電話したあと、担当の科を呼び出すのに時間がかかりますからね。

 

自分の事務連絡の通話履歴をみると、だいたい1回平均4分ほどなんです。

 

上記850円分の42分30秒あれば、1ヶ月に10回はかけられる計算になります。

 

1週間なら2-3回ほどですね。

 

この事務連絡以外にこれといった長電話をするケースが想定しづらく、週に2回ぐらいまでの事務連絡なら、月額850円のかけ放題プランには加入しない方がお得になりそうです。

 

冒頭に記載したように、ワイモバイルとRakuten UN-LIMITは料金プランにデフォルトで通話料が含まれている(ワイモバイルは1回10分間まで)ので割高となります。

 

よってこの場合におすすめできる格安SIMは、UQモバイル、mineo、イオンモバイルになります。

 

 

 

10分かけ放題に申し込んだ方がお得なケース

 

上記では1回4分間の事務連絡通話という平均値で計算しました。

 

これに数回でも長時間の通話が加わると、すぐに850円分の42分30秒をオーバーしそうです

 

ガラケーユーザーの親への通話、会社での業務での利用などで長電話が発生すると危険ですね。

 

面倒だからと自分の個人のスマホで会社業務の連絡に使ってしまうことは実際ありますからね。

 

こうしたケースがありそうな方は、素直にかけ放題オプションに加入すべきといえるでしょう。

 

10分以外のかけ放題料金プラン

 

UQモバイルでは、1ヶ月合計通話時間料金が60分間までの通話パックというオプションも用意されています(2019年10月以降)。

 

 

IIJmioでは1回3分までかけ放題で月額600円というユニークなプランを用意しています。(家族への通話は同金額で10分までかけ放題)

 

無制限かけ放題(電話回線)のある格安SIM

 

電話回線を使った完全かけ放題のプランのある格安SIMは従来からのワイモバイルに加え、2019年12月18日からUQモバイル、更に2020年4月8日から楽天モバイルがMNOとしてRakuten UN-LIMITというデータ通信も通話も定額使いたい放題のサービスを開始しました。

 

ワイモバイルやUQをモバイルはそれぞれソフトバンクやauというキャリアサブブランドとしての格安SIMだからこそのメニューといえます。

 

ワイモバイルでは1回10分間までのかけ放題を含んだ料金プラン:スマホベーシックプランS/M/Rやケータイプランに追加するオプションサービスとして、スマホプランには月額1,000円、ケータイプランには月額1,500円でこの無制限かけ放題を提供しています。

 

一方のUQモバイルは月額1,700円の追加オプションとなっており、やや割高です。

 

 

Rakuten UN-LIMITは月額2,980円でデータ通信と通話が使いたい放題ですが、今のところ都市圏でしか楽天回線は使えず、郊外ではMVNOと同じようにau回線を借りての運用のため、楽天回線ほどの速度がでないことがやや難点です。

 

 

この他、電話回線ではないIP電話として無制限かけ放題のプラン「050かけ放題」を提供しているのがイオンモバイルです。

 

登録事務手数料1,000円月額1,500円で、専用アプリを使った通話が何回でも何分でもかけ放題になります。

 

 

でもこの無制限かけ放題オプションを使う個人ってどんな人でしょう?

 

長電話する相手は気心の知れた友人の場合がほとんでしょうが、スマホ同士ならLINE無料通話で十分。

 

相手がLINEの使えないガラケーユーザーの場合が想定されますね。主に高齢層でしょうか。

 

うちの親も80代で、ガラケーです。

 

幸い僕から電話する機会は2ヶ月に1度ぐらいで1回当たり2分ぐらいなので無制限かけ放題は不要です。

 

親子で長電話はあまり想定しづらいですね。

 

とすると、やはり一番ニーズがありそうなのは高齢者同士でしょうか。

 

ワイモバイルでは60歳以上 通話ずーっと無料キャンペーンとして、2018年8月から指定機種(かんたんスマホ)購入時の使用者年齢が60歳以上の場合、国内通話がかけ放題の「スーパーだれとでも定額」の月額料が無料になるキャンペーンを実施しています。

 

皆さんの親御さんがスマホの長電話が多いようでしたら、ワイモバイルをすすめてあげると喜ばれるかもしれませんよ。

 

 

さて、皆さんはスマホでどのような電話の使い方をするでしょうか。

 

これらの情報が皆さんの格安SIM選定へのヒントになれば幸いです。

 

 

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