スマホカメラのF値とは?比較してわかる2021年撮影用おすすめスマホ
格安SIMとともに選択に迷うスマホ端末。昨今のインスタ/SNSブームと相まってスマホのカメラ機能やカメラアプリの機能の進化も著しいですね。
どのスマホでも今やそこそこのクオリティの写真が撮れ、更に手軽な写真加工アプリも多数あふれていますから、あまり詳細を考えなくても済んでしまいます。
逆にいうと、他の人と差別化するには一工夫が必要になるわけです。
しかしスマホのカメラ機能の評価はなかなか難しいのが実情ではないでしょうか。とりあえず画素数はわかるけどというのが一般の理解かと。
そこで本記事ではカメラ性能が優れたスマホの選び方と具体的おすすめスマホ、そして対応する格安SIMをご紹介いたします。
結論から言うと、アウトカメラのF値が2.0未満で光学式ズーム機能を備えた以下の機種がおすすめです。
(HUAWEI P20 Pro以降の機種もカメラ性能自体は優れているものの、中国のメーカーということで昨今の米中貿易摩擦事情を考慮して除外しています)
最後にはお得なおすすめ格安SIMの最新キャンペーン情報もまとめてありますので、ぜひこの機会にチェックしてみてはいかがでしょうか。
(※本記事は2021年5月現在の各社公式情報などに基づいています。)
画素数とイメージセンサーの大きさのバランスが大事
注意すべき点は、画素数は大抵のスマホカメラのスペック情報として記載されていますが、数値が大きいほどきれいな写真が撮れるというわけではない点です。
画素数というのは、画像を構成する画素の数で、一つの画像に対してどれくらいのピクセル(色情報の最小単位)が集まって構成しているかということを表している数値です。どれくらいのサイズまで拡大できるのかということを表した数字ともいえます。
画質に影響するもう一つの重要な要素としてイメージセンサー(撮像素子)があります。これは絵を描くキャンバスのようなもので、大きいほど緻密な絵(画像)が描けます。
実際のカメラで撮影する写真の画質はこの画素数とイメージセンサーのバランスが大きく影響します。一定のイメージセンサーの大きさに対して画素数が大き過ぎると、一つの画素あたりに取り込める光の量が減少し、色合いが悪くなってしまうので、画素数が大きければよいわけではないのです。
そしてスマホの場合、スペック情報としてこのイメージセンサーのサイズは大抵公開されておらず、画素数だけがわかるようになっています。
ですから、公開されている画素数の大きさでスマホカメラの性能は判断できないことになるわけです。
そんな中でスマホカメラの性能をスペックとして評価するときに一番気にすべきは、F値(エフチと読む。絞り値=fiscal numberともいう)、デュアルカメラ(レンズ)やトリプルカメラを利用した光学式ズーム機能ではないでしょうか。
F値とは?その値が小さいことのメリット
F値とは、レンズの絞りを最大に開いた時の明るさを表します。より詳細にはレンズからその焦点が合う結像地点までの焦点距離をレンズ口径(直径)で割った値です。
F値が小さいほど多くの光を取り入れられる性能の高いレンズです。
F値が小さいカメラの具体的メリットは以下の3点になります。
- レンズを通る光の量は多くなり、暗い環境でも明るくキレイな写真が撮れる。
- ヒントの合う範囲が狭いので、一眼レフで撮ったような背景をぼかした写真が撮りやすくなる。
- シャッタースピードも速くなり、手ぶれしにくくなる。

量販店の店頭でスマホをみると、画素数と画面の大きさは掲載されているけどF値は書いてないような。
確かにそうだね。F値という概念自体が一般に浸透していないせいかな。
2021年、F値2.0未満のカメラを搭載したスマホ
今やスマホのカメラでも、このF値が2.0未満の製品が続々と登場しています。以下がその主要該当機種になります。
上記はアウトカメラのF値で抽出していますが、最近のカメラはインカメラ(自撮り用)、広角レンズ、望遠レンズと複数のレンズを搭載し、それぞれF値が異なるので、自分がこだわりたい撮影シーンに応じて更に個々のレンズのF値をチェックしてみてください。
「機種名 F値」でググれば調べられるはずです。
自撮り用インカメラにもF値2.0未満のレンズ搭載機種
暗いところでも自撮りを楽しみたい方におすすめなのが、このインカメラでF値2.0未満のレンズ搭載カメラです。
デュアルカメラ(デュアルレンズ)、トリプルカメラ(トリプルレンズ)とは
更にもう一つのスマホカメラの進化のトレンドとして、デュアルレンズ、トリプルレンズがあります。
通常のスマホは画面に向かって外側のアウトレンズと自撮り用の内側に向かったインレンズの二枚が組み込まれています。
デュアルレンズ、トリプルレンズというのはこのアウトレンズやインレンズのどちらかが更に別のレンズを実装しているタイプです。
ズーム用の望遠レンズ(遠くを拡大して撮影)や広角レンズ(広範囲を撮影)に切り替えられるタイプが主流です。
薄いスマホでは一眼レフのようにレンズを動かすことができないので、複数のレンズを切り替えたり組み合わせることで一眼レフと同じような画質の劣化を起こさない光学式ズームを実現しているのです。
同じズームでもデジタルズームは同じ解像度の写真を拡大表示しているだけで画質が劣化しているのでご注意を!
この光学式ズーム機能を搭載している機種は以下の通りです。
トリプルレンズ(カメラ)を搭載したスマホ
以下の機種に、「標準」レンズの他に、「望遠」と「超広角」という3つのレンズ(トリプルレンズ)が搭載されています。
広角レンズでもナイトモードの品質が凄いiPhone 12 Pro
広角レンズのF値が1.6に進化し(iPhone 11 Proは1.8)、ナイトモードの品質が更に向上して暗い場所でも超広角で鮮明な写真を撮ることができようになっています。
光学式ズームで10倍〜デジタルズーム100倍まで可能なGalaxy S20 Ultra、F値1.5〜2.4の自動切替が秀逸なGalaxy S10+/S10
Galaxy S20 Ultraの驚異的ズーム機能はこちらで確認してみてください。
一方のGalaxy S10+/S10でははアウトカメラのF値1.5〜2.4の自動切替ができ、暗い場所は自動でF1.5に切り替えて明るく撮影し、逆に明るい場所では自動でF2.4に切り替えて光を調整して鮮明に撮影してくれます。
アスペクト比21:9という映画スクリーン同様の撮影ができるXperia 1/1 Professional Edition/5
F値1.6の広角カメラとF値2.4の超広角カメラ、望遠カメラを搭載しており、ご覧のようなシネマスコープのアスペクト比が特徴的です。
ドイツのライカ社と共同開発したレンズ搭載のHUAWEIシリーズ
HUAWEIシリーズ最高峰のHUAWEI P40 Proでは、背面に約5,000万画素(F値1.9)の広角レンズカメラのほか、約4,000万画素(F値1.8)の超広角レンズカメラ、約1,200万画素(F値F3.4)の光学5倍ズームレンズ搭載のカメラ、そして背景ボケなどに効果的な被写界深度を測定するToFカメラが搭載され、多様なシーンで美しい写真の撮影が可能です。

いいものはいいお値段だね、やはり。
僕を格好よく撮ってインスタにアップすればいいじゃん!

君は格好いいというより、かわいいでしょ。
カメラ性能に優れたスマホが使えるおススメ格安SIM
上記の機種が格安SIMで動作するかは、それぞれ下記リンク先から確認できます。
おすすめ格安SIMでの端末動作確認
キャリアのみで発売されている最新スマホも、各格安SIMの動作確認済リストに掲載があれば、SIMロックを解除して格安SIMを挿入して使うことができます。
ほとんどの方にとってドコモ、au、ソフトバンクの料金プランは無駄が多く、余計なお金を払ってしまっています。
大きな不満もないので、何となくこれら3大キャリアを使ってきた方は、格安SIMを検討してみませんか。
SIMを入れ替えるはやってみると大したことはありません。
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