2021年のUQモバイル、ワイモバイル、楽天モバイルを徹底比較〜各々選択すべき人はどんな人?
総務省からの携帯料金値下げ要求を受け、2020年末から2021年初頭にかけて、ドコモのahamoを皮切りに、大手キャリア、そのサブブランド、MVNOが続々と低価格の新料金プランを発表してきています。
このタイミングで最も自分にとってお得なSIMに移行しようかなと考えている方も多いのではないでしょうか。
1,000社以上ある格安SIMの中でもシェア上位で企業体力もあるUQモバイル、ワイモバイル、楽天モバイルは有力な検討対象になるかと思います。
理由は通信サービスとして最も大事な通信速度のコスパが高いからです。
そこで3社のサービスの違い、それぞれどんな使い方をする方が合っているのかをご紹介します。
結論として、選び方は実はシンプルな考え方でよいのです。
細かい違いを気にしだすと迷いだし、結局いつまでも無駄の多いキャリアを使い続けるという、本末転倒な結果となります。
下記フローチャートに沿ってまずは選んでみてください。
- 都市圏以外でもスマホをよく使い、家族割など不要で一人で契約する方:UQモバイル
- 家族含む複数台契約又はおうち割セット(A)を利用する方:ワイモバイル
- 都市圏利用メインでRakuten UN-LIMIT対応機種保有の方:楽天モバイル
(※本記事は2021年2月現在の各社公式情報などに基づいています。)
ネット利用時のUQモバイル、ワイモバイル、楽天モバイルの違い
3社とも、2020年末から2021年にかけて、従来より安くなる新料金プランを発表しました。
各社プラン | 料金(税抜) |
---|---|
UQモバイル くりこしプラン |
3GB:1,480円 |
ワイモバイル |
3GB:1,980円 |
Rakuten UN-LIMIT Y |
1GBまで:無料 |
※「家族割引サービス」又は固定ネット回線の「おうち割 光セット(A)」とのセット契約で各プランとも毎月1,080円割引。
UQモバイルのくりこしプランは2021年2月1日からサービスが開始され、家族割が廃止された代わりに一人での契約でも月額1,480円と安くなりました。
ワイモバイルのシンプルS/M/Lは2021年2月18日にサービスが開始されます。
これまでのスマホベーシックプランでの10分かけ放題をセットにした販売や、契約後の料金変動がなくなりました。
UQモバイルと似た料金体系ですが、家族割と固定ネット回線とのセット販売で安く売ろう(月額1,080円引き)とするアプローチです。
Rakuten UN-LIMIT Yは、2021年4月からサービス開始です。
なんと1GB無料!しかも専用アプリを使えば通話料も無料です。
地方では高速の楽天回線がまだ使えないですが、都心在住の方にとって他を寄せ付けない安さにになっています。
3社の通信速度が低速になるケースについては下記違いがあります。
各社プラン | 低速になるケース |
---|---|
UQモバイル くりこしプラン | 各プラン容量を使い切るか、ポータルアプリで節約モードに切り替えると最大1Mbps(プランSは300Kbps) |
ワイモバイル |
各プラン容量を使い切ると最大1Mbps(プランSは300Kbps) |
Rakuten UN-LIMIT Y | 楽天回線のつながらない地域では高速通信データ容量が5GB/月まで。容量超過後の通信速度は最大1Mbps。 |
なお、UQモバイル下記ポータルアプリで節約モードに切り替えると、低速になるものの高速通信データ容量消費をゼロにすることができ、お得です。
通話利用時のUQモバイル、ワイモバイル、楽天モバイルの違い
UQモバイルとワイモバイルの通話料金はかけ放題オプションをつけないと30秒当たり20円と共通です。
また、両社とも国内10分かけ放題と24時間かけ放題があり、料金もそれぞれ月額700円、月額1,700円と同じです。
UQモバイルにはこの他、月累計60分間まで通話できるオプション:月額500円があります。
各社プラン | 通話料金(税抜) |
---|---|
UQモバイル くりこしプラン |
・30秒20円 |
ワイモバイル シンプルS/M/L |
・30秒20円 |
Rakuten UN-LIMIT Y |
・専用アプリ経由で国内かけ放題:無料 |
楽天モバイルはRakuten Linkという専用アプリ経由なら、一切国内での通話料はかかりません。
楽天モバイルはデータ通信料も通話料も破格といえます。
その他のUQモバイル、ワイモバイル、楽天モバイルの違い
その他主要な違いをまとめると下表のようになります。
UQモバイル |
ワイモバイル |
楽天モバイル |
|
---|---|---|---|
特典 | 購入前に、15日間の無料SIM貸出あり | Yahoo!プレミアムが無料 | 楽天スーパーポイントが2倍に |
通話不可のデータプラン | あり | あり | なし |
家族割と学割 | 学割あり | 両方あり | なし |
携帯メールの有無 |
あり |
あり | なし |
eSIM対応 | なし | なし | あり |
自宅ネットとのセット割 | なし | 毎月1,080円引き(おうち割 光セット) | ポイント+1倍(楽天ひかり) |
UQモバイルはイオンモバイルとともに、無料SIMレンタルサービス(Try UQ mobile)があり、お試し利用することができるとともに、ワイモバイル同様データ通信のみのプランや家族割・学割があります。
契約前にこうした無料の回線お試し利用サービスを提供している格安SIMは、UQモバイルとイオンモバイルしかありません。
ワイモバイルはソフトバンクのサービスということで、Yahoo!プレミアム(通常月額462円/税別でTポイント3%-5%還元、雑誌・漫画読み放題など)が無料で使えます。
楽天モバイルのRakuten UN-LIMITでは楽天で買い物ををすると楽天スーパーポイントが2倍付与され、スマホ料金のポイント払いもできます。
ここまで読んでいただいて、おおよそ自分に合ったサービスのあたりがついてきたかと思います。
後は3つのサービスの特徴、メリット・デメリットなど詳細を下記記事から確認してくださいね。
デメリットを把握した上で契約すれば後悔することはありません。
迷っていることが実は一番もったいない
大手3キャリアと比べると確実に安くなります。
よって迷っている間に、どんどんあなたのお財布から無駄なお金が携帯大手会社に流れていっているのです。
あとはあなたの決断・行動しだいです。
- 都市圏以外でもスマホをよく使い、家族割など不要で一人で契約する方
- 家族含む複数台契約又はおうち割セット(A)を利用する方
- Yahoo!プレミアムやYahoo!ショッピングをよく使う方
- 都市圏利用メインでRakuten UN-LIMIT対応機種保有の方
- 楽天各種サービスをよく使う方
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