UQモバイルとBIGLOBEモバイルの比較ポイントを解説〜エンタメフリーはお得なの?
au回線を使っている人気格安SIMのUQモバイルとBIGLOBEモバイル。
UQモバイルは通信速度が速いこと、BIGLOBEモバイルはYouTubeやAbemaTVなどが月額528円(税別/音声SIMの場合)で見放題となるエンタメフリー・オプションが特徴と言われています。
ここで疑問がわきます。
通信速度はコストしだいの面もあるけど速いにこしたことないし、YouTubeはWi-Fiの使えない電車の中でよく見るんだけど、どっちの格安SIMを使ったらいいの?
ごもっともです。
総務省のお達しにより格安SIMは2021年から各社とも解約手数料や契約期間の縛りを見直し、料金プランがシンプルかつ安くなりましたが、まだまだ上記のように同じ天秤でサービス内容を比較するのが難しいですよね。
そこで本記事では3つの利用パターンに分けて、どちらのサービスがお得かを解説していきます。
(※本記事は2021年6月現在の各社公式情報などに基づいています。)
AbemaTVを頻繁に視聴する方
BIGLOBEモバイルにはエンタメフリー・オプションがあります。
具体的にはYouTube、AbemaTVなどの動画配信サービス、Apple Music、Spotify、Amazon Music、LINE MUSIC、AWA、radikoなどの音楽・ラジオ配信サービス、dマガジンなどの電子書籍配信など下記22のサービスが音声SIMに契約した場合月額528円(税込)でデータ容量を消費せずに使いたい放題となるサービスです。
動画配信(動画視聴のみ)
- YouTube
- ABEMA
- U-NEXT
- YouTube Kids
音楽・ラジオ配信(音楽再生/ラジオ聴取のみ)
- Google Play Music
- YouTube Music
- Apple Music
- Spotify
- AWA
- Amazon Music
- LINE MUSIC
- radiko
- らじる★らじる
- dヒッツ
- RecMusic
- 楽天ミュージック
電子書籍配信(閲覧・ダウンロードのみ)
- dマガジン
- dブック
- 楽天マガジン
- 楽天Kobo
その他のアプリ
- Facebook Messenger
- au PAY マーケット
エンタメに特化したフリーオプションは大手格安SIMの中でこのBIGLOBEモバイルだけが提供しており、YouTubeヘビーユーザーにとっては一見飛びつきたくかと思います。
しかしです。
UQモバイルでは専用のポータルアプリを使って節約モード(通信速度はプランSで最大300Kbps、プランM/Lで最大1Mbps)に切り替えることで、データ容量の消費をゼロにすることができます。
そしてこの節約モードでも、画質を自動調整してくれるYouTubeは問題なく視聴できるのです。
Apple Musicなどの音楽配信サービスも、さほど通信容量が多くないので、この節約モードで聴くことができます。
ただし、AbemaTVのようなリアルタイムのストリーミングはさすがにこの節約モードでは遅くて視聴に耐えません。
よって結論として、見出しの通り、 AbemaTVのような高画質映像をストリーミングで頻繁に視聴する方にとってBIGLOBEモバイルのエンタメフリー・オプションはとても魅力的選択肢ということになります。
いざという時にさくっとネットやアプリを使いたい方
格安SIMは大手キャリアに比べると遅いというイメージを多くの方がいだいているかと思います。
相対的にみると確かにその傾向があります。
しかしです。
下記計測値をみると、UQモバイルは24時間、ほぼauに匹敵する通信速度を保っていることがわかります。
MMD研究所、格安SIMのダウンロード速度を東名阪の主要駅で調査〜中央値1位はUQ mobile、2位はワイモバイル https://t.co/FI0JH6rK90 pic.twitter.com/H0r5V6PAIF
? PC Watch (@pc_watch) March 4, 2020
一方のBIGLOBEモバイルは、多くの人のスマホ利用が集中するお昼休みや夕方から就寝時間帯までは下り1Mbps程度しかなく、電車の路線経路や所要時間をさくっと調べたり、3Dゲームをプレイしたりするにはしんどいことがわかります。
同じ3GBで両社の通話SIMの月額料金を比較してみると、UQモバイルが1,628円(税込)、BIGLOBEモバイルが770円(税込)と、 BIGLOBEモバイルの方が月額858円安いです。(ただし、BIGLOBEモバイルは2年目から月額1,320円)
しかしいくらデータ容量あたりの料金が安くても、つながらなかったら本末転倒ですよね。
よっていざという時にさくっとネットやアプリを使いたい方、Wi-Fiのない外でも3Dゲームをよくプレイされる方は、UQモバイルがおすすめです。
SNSやニュースを見たりする分にBIGLOBEモバイルも大きな支障はないので、ご自身の利用実態に合わせてベストな選択肢を検討してみてください。
月1GB以下または3GB〜15GB使う方
数ある格安SIMの中でも通信速度No.1を誇るUQモバイルにも弱点があります。
その一つが音声SIMの料金プランが3種類しかないことです。
足りなくなったら500MBを550円を追加購入できますが、割高となってしまいます。
UQモバイルとしては、月の容量を使い切ったとしても、最大1Mbpsという高速で使えるから問題ないという考え方なのです。
プランをシンプルに3パターン(プランS/M/L)にすることで間接コストを下げて初心者にわかりやすく訴求しようという意図もあるのでしょう。
一方、BIGLOBEモバイルでは1GB:770円〜30GB:7,645円(いずれも音声SIM)まで6種類の料金プランがあります。
毎月のデータ容量 |
UQモバイル |
BIGLOBEモバイル |
---|---|---|
1GB | - |
770円 |
3GB | 1,628円 |
770円 |
6GB | - |
3.190円 |
12GB | - |
3,190円 |
15GB | 2,728円 | - |
20GB | - |
5,170円 |
25GB | 3,258円 | - |
30GB | - |
7,645円 |
上記のように通信速度をさほど重視せずできるだけ安く済ませたい方、Wi-Fiのない環境で動画配信サービスなどを視聴する方にとっては、BIGLOBEモバイルに方が合っているといえます。
通話し放題のオプションサービス、月額数百円での端末保証、量販店やチャットでのサポート、余ったデータ容量の翌月繰越可などは両社ほぼ同じです。
選択に迷った方は、本記事の3点をベースに比較検討し、快適なスマホライフをお過ごしください。
キャリアは無駄が多いので、早めに格安SIMに移行することを強くおすすめします。
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