お得!と格安SIMキャンペーンに飛びつくリスクまとめ

キャンペーンリスク

 

キャリアから格安SIMに移行する目的はまぎれもなく、スマホ回線費用のコスパの向上です。

 

コスパが大事なのは何もスマホ回線費用に限ったことではなく、世の中のあらゆる商品・サービス共通です。

 

しかしスマホ回線サービスは形がないため、ついつい目先の安さだけに目がいきがちですよね。

 

事業者もそこを狙って、下記のような安さ訴求のキャンペーンを多数展開しています。

 

 

100円でスマホが手に入るぞー! 格安SIM、IIJのキャンペーンが完全にやりすぎ!(GIZMODE 2019/3/28)

 

LINEモバイル新キャンペーン『LUCKY FESTIVAL』で割引クーポン当たる(bitWave 2019/3/4)

 

格安SIM:MVNOサービス「LinksMate(リンクスメイト)」、2019年3月22日(金)より「春の新生活応援キャンぺーン 2019」を開始!(exciteニュース 2019/3/23)

 

 

しかし、安さに目を奪われると後で思わぬトラブルにあったり、後悔する羽目になります。

 

皆さんにはそんな想いをしていただきたくないので、格安SIMキャンペーンに潜むリスクとともに後悔しない格安SIMの選び方を解説いたします。
(※本記事は2020年8月現在の各社公式情報などに基づいています。)

 

 

回線混雑時につながらくて使い物にならない

 

格安SIMとは言うまでもなく通信サービスなので、最も重要な価値は、いつでも安定してつながり、速度が速いことです。

 

いくら安くてもつながりにくいサービスを使っていては、人生における最も貴重なリソースである時間を無駄に奪われてしまいます。

 

駅のホームでネットにつながらなかった時などイライラしますよね。

 

自分の時間を有効に使えているという実感は、幸福感に大きな影響を与えるので気をつけたいです。

 

 

回線とセット買ったスマホでゲームが動かないなどスペックが不足

 

多くの端末セットキャンペーンの目玉として販売されている20,000円程度のスマホ端末は3Dゲームを動かせるスペックはありません。

 

またバッテリー容量は必ずチェックしてください。一日の中で何かと頻繁にスマホを使う方は、3000mAh未満のスマホは避けた方がよいです。

 

モバイルバッテリーをもっていたとしても、外出先で充電するのは面倒ですし時間がかかりますからね。

 

写真にこだわりたい場合は、公開されている情報の中で、レンズの性能といってもいいF値と、光学式デュアルレンズの有無をチェックしてください。

 

 

キャンペーン期間が終了したら実は割高だった

 

キャンペーンはあくまで購買意欲をかきたてるための企業側の仕掛けです。

 

商品・サービスの真の実態ではありません。

 

キャンペーンでよくある基本料金やオプションサービス3ヶ月無料などは、いってみれば3ヶ月後以降は意味をなさなくなります。

 

その後2-3年ほど契約した格安SIMサービスを使うことを想定すると、トータルコストで比較しない限り本当の割安さは見えてきません。

 

面倒かもしれませんが、基本料金、オプション料、通話料、端末代などすべての費用の想定利用期間分を算出し、自分にあった使い方の格安SIMを選ぶようにしましょう。

 

 

契約後、MNP転出料、契約事務手数料がかかるのを知らなかった

 

2019年10月からの改正電気通信事業法の施行により、ワイモバイル、楽天モバイル、UQモバイル大手格安SIMの新プランでは解約手数料が撤廃されました。

 

また、mineoやイオンモバイルではそれ以前から解約手数料はゼロ円です。

 

ただ、すべてがゼロ円になったわけでなく、SIMを乗り換える際は、元の通信会社へ支払うMNP転出料と、新規乗り換え先に支払う契約事務手数料それぞれ3千円が必要となるケースがほとんどです。

 

乗り換えのトータルコストはこれらを加味して計算するよう注意してください。

 

通話代が高くて結局キャリアと料金が大して変わらなかった

 

格安SIMは元々ネット利用をメインに設計されたサービスなので、通話料金はキャリアに比べ割高な傾向があります。

 

30秒当たり20円がどのサービスでも基本となっているのです。

 

ただし、かけ放題オプションや専用通話アプリを使うことで通話料を安くする方法があります。

 

以下の通り、格安SIMによって通話料の設計は異なるので、自分の通話時間や通話先を考慮して最適な格安SIMを選んでください。

 

友人への通話はLINE無料通話で事足りますからね。

 

  • UQモバイル:専用アプリ不要で、3つの通話オプション(1回10分間までのかけ放題、月々60分間までの通話パック、完全かけ放題)から選べる
  • ワイモバイル:専用アプリ不要で1回10分間までかけ放題がデフォルトで含まれている、別途完全かけ放題オプションあり
  • 楽天モバイル:専用アプリを使うと完全かけ放題(通話料金はデフォルトで含まれている)
  • mineo:専用アプリを使うと30秒あたり10円。3つのオプション(1回10分間までかけ放題、月々30分間又は60分間までの通話パック)から選べる
  • イオンモバイル:専用アプリを30秒あたり10円。2つのオプション(1回10分間までかけ放題、IP電話による完全かけ放題)から選べる

 

スマホ利用

 

ここまで格安SIMキャンペーンのリスクを5つの観点から解説してきましたが、いかがだったでしょうか。

 

格安SIMは現在1,000社以上もサービス提供社が存在しますが、3大キャリアを含めて競争環境が激しく、宣伝費用もバカにならないので、大手以外は生き残りが難しくなってきています。

 

当サイトではこのような市場環境を鑑みて、UQモバイル、mineo、楽天モバイル、ワイもバル、イオンモバイルという資本力があり特徴的な大手5社を使い方に応じて推奨しています。

 

下記にそれぞれに合ったユーザー像をまとめてありますので、サービス選択の参考にしてみてください。

 

フローチャート

 

迷ってずるずる大手キャリアの割高サービスを使い続けることが一番もったいないですよ。

 

ただし、キャンペーン情報だけにつられず、各社サービスの特徴をおさえて自分の使い方に合ったサービスと料金プランを選択してくださいね。

 

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