モバイル市場の公正競争促進に関する検討会第6回からわかる今後の市場の変化

モバイル市場の公正競争促進に関する検討会(第6回)配付資料 - 総務省(2018/4/20)

 

総務省が主体となって2017年末から2018年4月20日まで、6回にわたり実施されてきた「モバイル市場の公正競争促進に関する検討会」。

 

モバイル市場におけるMVNOを含めた事業者間の公正な競争の促進を目的とした本検討会は、以下の3つについて結論としての報告書を公開しました。

 

  1. ネットワーク提供条件の同等性確保
  2. 中古端末の国内流通促進
  3. 利用者の自由なサービス選択の促進

 

ここからわかる今後のモバイル市場の今後の変化について探ってみます。

 

 

通信速度の公平性について

 

格安SIM業者(MVNO)はキャリア(MNO)に回線利用料を支払って一般利用者に自社のサービスを提供していおり、一般利用者からのデータ利用料金で利益をあげています。

 

格安SIM業者が一般利用者に高速の回線サービスを提供するためには、キャリアにより多額の料金を支払って回線の帯域幅を確保する必要があるわけです。

 

格安SIM業者としては多額の回線仕入金額を支払った分、利益を確保するためには一般消費者への料金を高めに設定することになります。

 

 

今回、キャリアのサブブランド(ワイモバイル)やグループ企業が運営しているMVNO(UQモバイル)の通信速度が他の格安SIMに比べて速いのは公正を欠くキャリアとの取引条件があるからではと、他の格安SIM業者(楽天、mineoを運営するケイ・オプティコム、トーンモバイルなど)が文句を言っているわけですね。

 

ワイモバイルやUQモバイルと同等の通信速度を実現しようとすると、帯域幅を確保するためのキャリアへの支払費用が高額になり、一般利用者への料金がもっと高額にならざるを得ないからおかしいと。

 

これに対してキャリアであるKDDIやソフトバンクは、卸事業者である格安SIM業者に同一金額、接続約款と同じ条件で帯域幅などを提供している主張。

 

結論としての総務省の見解を読むと、歯切れの悪い微妙な言い回しばかりなんですよね。

 

「不当な差別的取扱いや競争阻害等の不当な運営に当たるものがないか、MNO3グループについて検証を行うこととし、そのための会計の専門家を含む検討体制を設けることが必要である。」

 

「MNOが、トラヒックの取扱いにおいて、不当な差別的取扱いを行わない旨を接続約款に規定することとし、そのための電気通信事業法施行規則の改正を行う必要がある。」

 

あまり具体的な指示になっていないですね。

 

結局、通信速度においてUQモバイルとワイモバイルの2強体制は変わりそうにないとみるのが自然ですね。

 

 

携帯電話番号ポータビリティ(MNP)の円滑化について

 

現状MNP予約番号の発行依頼はドコモだけWebからでも手続きができるのですが、auとソフトバンクは電話か店舗のみでしかできないのです。

 

僕もソフトバンクからUQモバイルに移行した時、MNP予約番号は電話で発行を依頼しましたが、解約すると失われる特典の説明を結構されました。

 

今回の結論は以下の通り。

 

「移転元事業者による引き止め機会のない事業者間移転を可能とするべきである。そのため、移転元事業者でのウェブによるMNP手続を可能とすることが有効と考えられる。また、強引な引き止めについて、実態把握を総務省で実施し、不適正なものがある場合には、その適正化を事業者に働きかけることが必要である 。」

 

auとソフトバンクでもWebによるMNP予約番号発行依頼が実現しそうな気配です。Webならいつでも待たされることなく簡単に処理できますし、引き留めに合うこともありませんね。

 

 

格安SIMが提供するメールアドレスがキャリアの迷惑フィルタではじかれる件について

 

格安SIMの提供するメールアドレスの中で、現状UQモバイルとワイモバイルのメールアドレスだけ、キャリアの迷惑フィルタではじかれないようになっています。

 

これに対してトーンモバイルなどが同等のフィルタ設定を望んでいるわけですが、キャリアとしての見解は、迷惑メール対策の内容・運用体制等がをキャリアと同等のレベルにしてくれないと困るよというもの。

 

これに対する総務省の結論は以下の通り。

 

「MVNOからのメールが受信拒否メールとして扱われないことを希望するMVNOに対して必要となるセキュリティ確保に関する基準をMNOから提示するよう総務省からMNOに要請し、総務省でそのフォローアップを行うことが必要である。」

 

キャリアは迷惑メール対策などの基準を明確に示しなさいというもの。基準がわからなければ対応できませんからね。

 

この感じですと、UQモバイルとワイモバイル以外の格安SIMで携帯メールが使えるようになるのはまだまだ時間がかかりそうです。

 

中古端末の国内流通促進

 

2016年の日本における中古携帯端末の販売数は約 140 万台。同年の英国(約 900 万台)の約6分の1、2015年の北米(約 1,300 万台)の約9分の1しかありません。

 

キャリアによる中古流通制限、基準が不明確な中古端末の評価、キャリアの中古端末SIMロック解除非対応、中古端末故障時のサポート、データ消去時の安全性確保などが問題視されています。

 

総務省の主な結論は以下の通りです。

 

「下取り端末の流通・販売を行う者に対して MNO が当該下取り端 末の国内市場での販売を制限することは、業務改善命令の対象となることを明確化するガイドラインを策定する必要がある。」

 

「MNOが中古端末(盗品・不払い端末と確認 されたものを除く。)のSIMロック解除に応じることを確保するため、SIMロック解除ガイドラインを改正することが必要である。」

 

「中古端末や修理部品の格付けについて、民間の共通指針の策定を後押しする 。」

 

スマホ端末の中古利用者はまだ非常に少ないですが、着実に増加していくことは間違いなさそうです。

 

 

利用者の自由なサービス選択の促進

 

いわゆるキャリアの2年縛り問題ですね。2年間ごとの契約自動更新が問題視され、2年経過後はいつでも手数料なしで解約できるようにするのが消費者の自由な選択として妥当なのではという問題提起です。

 

これに対して総務省の結論は以下の通り。

 

「利用者が自由にサービス・事業者を選択できるよう、その緩和又は解消に向けて、総務省において対応を行うことが必要である 。」

 

キャリアといえば2年縛りといわれるぐらいなので、この改善策を望んでいる人はかなり多いはず。

 

キャリアと契約後2年間ごとの自動更新は、1年以内にはなくなりそうな言い回しですね。

 

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