ドコモから格安SIMへの乗り換え
ドコモユーザーの方はドコモ回線を使ったMVNOが多く、通信形式の違いを気にする必要もないため、3キャリアの中では比較的楽に格安SIMに移行できると思います。
自分にあった格安SIMと端末の選定
格安SIMとスマホは言うまでもなくツールですね。変に見栄をはったり、他人と比べることなく自分がこのツールで何をどうしたいのかを考えて最適なものを選んでください。
12-13時、18-19時など回線が混雑する時間帯でも快適なネット接続環境を重視するならUQモバイルかワイモバイル、店舗での手厚いサポートを期待するならイオンモバイルかワイモバイル、都心にお住まいで普段の生活でも楽天をよく使う方なら楽天モバイル、通話重視でヤフーのサービスをよく利用するならワイモバイル、通信速度よりも安さ重視ならmineoかイオンモバイルがおススメです。
格安SIMに応じて使えるスマホ端末は微妙に異なりますので、ご自身が使う端末が格安SIMで動作確認済みかどうか必ず事前に確認してください。
当サイトがおすすめする格安SIMトップ5についてはそれぞれ下記リンク先から確認できます。
おすすめ格安SIMでの端末動作確認
ドコモ回線を使った格安SIM(mineo、イオンモバイル、LINEモバイル、OCNモバイルONE、IIJmioなど)の場合、基本的にドコモでセット購入したスマホ端末はそのままSIMを差し替えるだけで使えます。
解約前の確認事項
解約金のかからない契約満了月のチェック
格安SIMに移行すると、大抵の人は毎月4千円以上安くなり、移行後1年ぐらいを考えれば元を取れてしまうのであまり解約金のことを気にする必要はなく、基本的には決断したらすぐに格安SIMに移行した方がよいです。
しかく翌月や翌々月に契約更新月だったりするとさすがにもう少し待てばよかったと後悔するでしょうから、念のため、My docomoにログインして自分の契約更新月(2か月間)がいつなのかを確認しておきましょう。
契約更新月がよくわからない場合は、店頭又はサポート電話窓口で聞いてしまうのが早いです。
dポイントの使い切り
ドコモを解約するとdポイントは失効してしまうので、あらかじめ残ポイントは使い切ってしまいましょう。
ドコモのメールアドレスからの移行
ドコモに限らず、大手キャリアから格安SIMに移行すると、それまでのキャリアドメインのメールアドレス(@docomo.ne.jp)は使えなくなります。
これまで知人との連絡にキャリアのメールアドレスを使っていた方はメールアドレスが変わる連絡の準備をしておきましょう。
そして大事なメール履歴はGmailなどに転送しておきましょう。
これからの時代、モバイル通信はライフスタイルに合わせて乗り換えていくのが当たり前になっていくので、キャリアのメールアドレスはメインにせず、Gmailなどのフリーメールをメインに使うようにした方が合理的です。
なお、ワイモバイル(無料)、UQモバイル(月額200円)などは移行後に独自の携帯メールアドレスを使うことはできます。
SIMロックの解除
ドコモの端末の場合、2015年5月1日以降発売の端末はSIMロック解除ができます。
これより前に発売された端末で格安SIMに移行する場合はドコモ回線の格安SIMでないと使えません。
この条件にあてはまる端末で一括払であれば即SIM解除が可能ですが、分割払いの場合は購入後101日目以降でないとSIMロック解除ができません。
自分が移行したい格安SIMがドコモ回線を借りているMVNOの場合はSIMロック解除は不要です。
au又はソフトバンクの回線を借りているMVNOと契約する場合は、あらかじめSIMロッ ク解除を行っておいてください。
SIMロック解除はMy docomoから行います。その際、端末のIMEI番号が必要になります。ご自分のスマホの「設定」画面上からコピーすれば済みます。
SIMロック解除をしたとしても、新たな回線と契約するまでは従来通り元のキャリアの回線は使うことができます。
MNP予約番号の発行
格安SIMに移行するためには既存のキャリアからこのMNP(Mobile Number Portability)予約番号を発行してもらい、新たに契約する格安SIM業者に届け出る必要があります。
パソコンでMy docomoのメニューから申請することで、携帯アドレスに番号が通知されます。ドコモインフォメーションセンター(151)に電話するか、ドコモショップで申請することでも予約番号は取得できます。
注意していただきたいのは、この予約番号の有効期間は15日間に定められていることです。格安SIMに契約を申し込みした時点でこの有効期限までに10日以上残っている必要があります。
予約番号を発行したら、速やかに新たな格安SIMの申し込みを済ませてください。15日以内に新たな回線と契約しなかった場合、自動的にキャンセルとなります。
決めた格安SIMの公式サイトなどから申し込み
格安SIMの契約はそれぞれの公式サイトに個人情報、MNP予約番号などを登録し、サービスプランを選択していくことで完了します。
量販店や各サービスの店舗でももちろん対応していますが、店舗により扱っている格安SIMは異なり、待ち時間なども発生するので、ネットで申込むのが確実です。
支払いは基本クレジットカードか口座引き落としになります。
郵送されてきたSIMカードの端末への挿入と設定
格安SIM申込み後、1週間前後でSIMカードが送られてきたら、以下の順序でを経ることで格安SIMを使えるようになります。
- 到着したSIMカード同封書類に記載されている手続きに従い、ネット又は電話で開通手続きを行う。(同封台紙記載のICCID/製造番号を使う)
- 台紙からSIMカードを取り出す。
- 使うスマホ端末の電源をオフにしてから、端末購入時に付属するリリースピンでSIMカードスロットを開け、SIMカードを新たなものに入れ替える。
- 新たなSIMによる接続を有効化するため、APN設定を行う。
なお、Rakuten UN-LIMITや、IIJmioの一部プランでは物理的SIMカードの抜き差しが不要なeSIMに対応しており、スマホ端末もeSIMに対応していれば上記のSIMカードの郵送を待つことなくソフトのインストールだけで設定が完了します。
ツイート
