auから格安SIMへの乗り換え
auユーザーの格安SIM乗り換えにあたって必要となる事前確認事項と手順を解説します。
自分にあった格安SIMと端末の選定
当然ながら、移行先の格安SIMとスマホ端末を事前に決める必要があります。
自分のライフスタイルにあった格安SIMの選び方とその手順は本サイトトップページで詳しくご紹介しています。
格安SIMに応じて使えるスマホ端末は微妙に異なりますので、ご自身が使う端末が格安SIMで動作確認済みかどうか必ず事前に確認してください。
当サイトがおすすめする格安SIMトップ5についてはそれぞれ下記リンク先から確認できます。
おすすめ格安SIMでの端末動作確認
au回線を使った格安SIM(UQモバイル、mineo、イオンモバイル、LINEモバイル、BIGLOBEモバイル、IIJmioなど)の場合、基本的にauでセット購入したスマホ端末はそのままSIMを差し替えるだけで使えます。
ただし、VoLTE(ボルテ)対応端末は注意が必要です。
お使いのスマホのメーカー公式サイトで機種情報を調べ、発売日とVoLTE対応端末かどうかを確認してください。
VoLTE対応端末とは、音声が高品質なLTEバンドを使用し、通話しながらデータ通信ができる新しい形式のものです。
VoLTE対応端末の場合、au回線を使ったMVNOに移行する場合でも2017年8月1日より前に発売された端末ではSIMロック解除が必要となります。
解約前の確認事項
解約金のかからない契約満了月のチェック
格安SIMに移行すると、大抵の人は毎月4千円以上安くなり、移行後1年ぐらいを考えれば元を取れてしまうのであまり解約金のことを気にする必要はなく、基本的には決断したらすぐに格安SIMに移行した方がよいです。
しかし翌月や翌々月に契約更新月だったりするとさすがにもう少し待てばよかったと後悔するでしょうから、念のためMy auにログインして自分の契約更新月(2か月間)がいつなのかを確認しておきましょう。
My auをみても契約更新月がよくわからない場合は、店頭又はサポート電話窓口で聞いてしまうのが早いです。
auでセット購入した端末をお使いで分割払いの場合、解約後もその残債は払い続けないといけないので、ご確認をお忘れなく。
au WALLETポイントの使い切り
auを解約するとポイントは失効してしまうので、あらかじめ残ポイントは使い切ってしまいましょう。
ただし、同じKDDIが運営するUQモバイルへ乗換える場合はau WALLETポイントやau IDをUQ mobile回線に紐付けて引き継ぐ事ができます。(UQモバイル回線のご利用による新たなポイント付与はありません)
UQモバイルの契約をau IDに登録する方法はこちらで参照ください。
auのメールアドレスからの移行
auに限らず、大手キャリアから格安SIMに移行すると、それまでのキャリアドメインのメールアドレス(@au.com/@ezweb.ne.jpなど)は使えなくなります。
これまで知人との連絡のキャリアのメールアドレスを使っていた方はメールアドレスが変わる連絡の準備をしておきましょう。
そして大事なメール履歴はGmailなどに転送しておきましょう。
これからの時代、モバイル通信はライフスタイルに合わせて乗り換えていくのが当たり前になっていくので、キャリアのメールアドレスはメインにせず、Gmailなどのフリーメールをメインに使うようにした方が合理的です。
なお、ワイモバイル、UQモバイルなどは独自の携帯メールアドレスを使うことはできます。
SIMロックの解除
auの端末の場合、2015年4月23日以降発売の端末はSIMロック解除ができます。
これより前に発売されたauの端末で格安SIMに移行する場合はau回線の格安SIMでないと使えません。
この条件にあてはまる端末で一括払であれば即SIM解除が可能ですが、分割払いの場合は購入後101日目以降でないとSIMロック解除ができません。
また2017年8月1日より前に発売されたVoLTE端末の場合、au回線のMVNOに移行する場合でもSIMロック解除が必要になります。
SIMロック解除はMy auから行います。その歳、IMEI番号が必要になります。ご自分のスマホの「設定」画面上からコピーし、張り付ければ済みます。なお、auの場合、受付時間は9時〜20時までとなっています。
MNP予約番号の発行
格安SIMに移行するためには既存のキャリアからこのMNP(Mobile Number Portability)予約番号を発行してもらい、新たに契約する格安SIM業者に届け出る必要があります。
電話(au受付窓口:0077-75470)、Web(My au)、auショップ店頭のいずれかで申し込む必要があります。
My auから申し込む場合は、ログイン後、以下のメニューかMNP予約番号の発行手続きが終わると、スマホのSMSにメッセージが届きます。
「スマートフォン・携帯電話」>「ご契約内容/手続き」>「お問い合わせ/手続き」>「MNPご予約」
注意していただきたいのは、この予約番号の有効期間は15日間に定められていることです。格安SIMに契約を申し込みした時点でこの有効期限までに10日以上残っている必要があります。
予約番号を発行したら、速やかに新たな格安SIMの申し込みを済ませてください。
予約番号の発行自体には料金は発生せず、新たな回線と契約しなかった場合、15日後に自動的にキャンセル扱いとなりますので、過度に慎重になる必要はありません。
決めた格安SIMの公式サイトなどから申し込み
格安SIMの契約はそれぞれの公式サイトに個人情報、MNP予約番号などを登録し、サービスプランを選択していくことで完了します。
量販店や各サービスの店舗でももちろん対応していますが、店舗により扱っている格安SIMは異なり、待ち時間なども発生するので、ネットで申込む方が確実です。
支払いは基本クレジットカードが原則で、UQモバイルやワイモバイルでは口座引き落としも可能です。
MNP転出にかかる費用
MNPで格安SIMへの申込みが完了し、auの解約が完了すると以下の料金がかかりますので、事前に認識しておいてください。
- MNP転出手数料:3,000円(税抜)
- 解約金
2年契約Nの場合:1,000円
2年契約の場合:9,500円
郵送されてきたSIMカードの端末への挿入と設定
格安SIM申込み後、1週間前後でSIMカードが送られてきます。以下の順序でを経ることで格安SIMを使えるようになります。
- 到着したSIMカード同封書類に記載されている手続きに従い、ネット又は電話で開通手続きを行う。(同封台紙記載のICCID/製造番号を使う)
- 台紙からSIMカードを取り出す。
- 使うスマホ端末の電源をオフにしてから、端末購入時に付属するリリースピンでSIMカードスロットを開け、SIMカードを新たなものに入れ替える。
- 新たなSIMによる接続を有効化するため、APN設定を行う。
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